独断解説の嵐

マスカレード

マスカレード
作詞・作曲:HYDRANT、編曲:船山基紀

2015年10月のアルバム「Japonism」収録曲。
「外から見た日本」がコンセプトのこのアルバム。「原点回帰・日本のエンターテインメントを再考する」というテーマも含んでおり、ジャニーズエンターテイメントを受け継いでゆくという姿勢を嵐が示した作品でもあります。

この曲も然り。「マスカレード」=仮面舞踏会 というタイトルどおり、大先輩グループ少年隊のヒット曲「仮面舞踏会」へのオマージュ曲です。
本家「仮面舞踏会」の歌詞の単語が、随所にちりばめられた歌詞。コンサート衣装も少年隊を意識したものでした。大野君による振り付けも、仮面舞踏会の振りを入れた情熱的なダンス。「似ているけど、少し現代的にアレンジされている」という絶妙さが面白いです。

恥じらい躊躇する乙女を誘い出し、モノにしてしまうプレイボーイの歌。
情熱的に歌い上げます。





※緑字は意訳です。

この曲は、彼のセリフで進みますが、比較的わかりやすい内容なので、今回はどんな場面なのか。どういう裏の意味のあるセリフなのか。という視点で、意味を考えていきたいと思います。

===================
「どこに行くつもり?」助手席で不機嫌なセリフの君。
アクセルを踏み込んで、聞こえないフリをした。

午前0時の高速道路。
カーオーディオから流れるのは、風のような子守歌。
君の長い髪が、僕を誘うようだ。
これは、夜がかけた魔法さ。

ベイビー。君が欲しい。
スキャンダラスに君を奪い去りたいのさ。
仮面舞踏会へ
朝が来るまで、だれにもバレやしない。
躊躇わないで。
ベイビー。僕には君が必要なんだ。
僕にだって、自分勝手な夜だってあるのさ。
ごめんね。
今夜は、聞き分けのいいヤツにはなれやしない。
今日だけは、ガラスの靴をはいたシンデレラのように、
踊ろうよ。
君は少女のような顔のままでいいから。

一番は、高速道路を走る車の中のシーン。
彼女に行き先を告げずに、車は海へと向かいます。
今夜はどうしても君が欲しい。
ストレートに、強引に。彼女に告げる主人公の登場です。

「海がキレイだね…」そう話しかけても
君はまだ呆れている様子。
そんな瞳で僕をみないで。
また恋に落ちてしまいそうさ。

君の気持ちは、振り子のように、ゆらゆら揺れてる。
窓の外から聞こえてくるのは、波の前奏曲。
時間を止めるように君を抱きしめれば、
夜が魅せた、今夜のラストダンスの始まりさ。

ベイビー。君が恋しいよ。
その仮面に秘めた本当の心を見せてくれ。
仮面舞踏会なんだから。
二人だけの世界さ。誰にも邪魔できない。
躊躇わないで。
ベイビー愛しているよ。
おとぎ話の続きを見せるから、
こんな僕を許してくれ。
瑠璃色の空に、もうすぐ夜明けが来るよ。
別れの時間はもうすぐ。
君はまだ眠りの中さ。
さあ、もう一度、踊ろう。
君は人魚のようになまめかしく。

二番では、海辺のホテルの一室に場面が変わります。
まだついてきたことを躊躇し、不機嫌な彼女。
本音では彼女も彼が欲しい。と情熱的に感じているはずなのに、
恥じらい、理性の「仮面」をかぶっています。
もう二人っきりなんだから、本当の姿をみせて。
甘く彼は誘い続けます。

そして、場面は急転。
男女の営みを終えた早朝。
まだベッドで眠る彼女を見ながら、別れる前に、もう一度彼女を愛そうと手を伸ばす色っぽいシーンです。
この曲の「Dance」は「男女の交わり」の描写。
僕の腕の中で人魚のように感じて。って言ってるんですね。

もう、悲しみはいらないよ。
そばにおいで。
一夜限りでも、ダンスを踊ろうよ。
もう、綺麗な涙をそっと閉じ込めるよ。
僕の口づけは、夜が君にかけた魔法なんだ。

詳しい事情は語られませんが、
彼女は昨夜、泣いてしまったようです。
彼との関係に不安があるのか?
それとも別の悲しい出来事のあとなのか?
そんな気持ちは忘れなよ。
そっと口づけして彼女をなだめるシーンが描かれます。

ベイビー。君が欲しい。
スキャンダラスに君を奪い去りたいのさ。
仮面舞踏会へ
朝が来るまで、だれにもバレやしない。
躊躇わないで。
ベイビー。僕には君が必要なんだ。
僕にだって、自分勝手な夜だってあるのさ。
ごめんね。
今夜は、聞き分けのいいヤツにはなれやしない。
今日だけは、ガラスの靴をはいたシンデレラのように、
踊ろうよ。
君は少女のような顔のままでいいから。

===================
「踊る」はSEX。
「仮面」は本当の心を隠す、理性やガード。
つまり仮面舞踏会は、そんな仮面で抱き合う二人の比喩です。

一見ロマンチックなんだけど、オマージュ作品の「仮面舞踏会  by少年隊」も、「マスカレード by嵐」も、あくまで「かりそめの一夜」の物語。
つまりは「一夜限り・その場限りの恋」ということ。
あくまで、夜の街で出会った見知らぬ女の子をお持ち帰りして、落としてる歌なんです。

そして、二作品は似ているストーリーですが、少し違いがあります。

少年隊版は「仮面を脱ぎ捨てて、もっと素直に本気で感じていいよ。素顔をみせて。」と、彼女が自発的に行為に及ぶのを促します。

ところが、
嵐版は「仮面のままで、少女の顔のままでいいよ」と彼女の心が白黒つかなくても、甘く口説きながら押し倒してしまう。
彼女が迷ってても、抱きしめてコトを進め、そして翌朝には、帰りの時間を気にしつつ「さて、もう一回」って感じ。
結構なちゃっかり君。

そして、コンサートパフォーマンスの最後。
沢田研二の「カサブラン・カダンディ」のパフォーマンスのように、ウイスキーを口から噴き出すポーズで終わりました。
ほろ酔いのハードボイルド。哀愁漂う大人の男の顔で、曲は終わります。

少年隊と嵐。
「羊の皮をかぶった狼」の悪いオトコは、実は後者のほうかもしれません。
みんなー!気を付けてー!!











[PR]



by 503carryon | 2017-08-05 19:05 | Japonism | Comments(2)
Commented by もこもこ。 at 2017-08-06 16:45 x
こんにちは。
わー、ありがとうございます♪
あららら(・∀・)悪いオトコだったー!
誰かの彼女もしくは元カノなほうかと思ってましたが、狼オトコだったのか…。
少年隊さんの仮面舞踏会とも比べていただき、ありがたき幸せ♪
ありがとうございました!
Commented by 503carryon at 2017-08-06 20:21
>もこもこさん
こちらこそ、ありがとうございました。
出だしは一途な男性っぽいんですが、曲が進むにつれ「ズルさ」のようなものが見え隠れする、したたかな大人の男でした。私も、嵐君達の甘い顔に騙されてました。

嵐の歌詞を勝手に読み込みます。検索欄に曲名をいれると過去の記事がでてきます。なお現在はリクエストをお受けしていません。感想コメントはどなたでも大歓迎です。お気軽にコメントしてください。※記事の無断転載はお断りします。
by 503carryon
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新の記事

A・RA・SHI
at 2017-09-15 21:05
キャラメル・ソング
at 2017-09-07 07:13
風見鶏
at 2017-09-02 00:56
DRIVE
at 2017-08-30 23:12
Oh Yeah!
at 2017-08-24 18:00
Disco Star
at 2017-08-24 15:30
ONLY LOVE
at 2017-08-23 18:00
遠くまで
at 2017-08-20 16:52
青春ブギ
at 2017-08-15 22:31
affection
at 2017-08-14 12:32

検索

外部リンク

ブログジャンル

画像一覧