独断解説の嵐

PIKA★★NCHI DOUBLE

PIKA★★NCHI DOUBLE
作詞/SPIN Rap詞/櫻井翔 作曲/森元康介
※映画『ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』エンディング主題歌

2004年に発表された嵐12枚目のシングル。彼らの主演映画の主題歌です。
嵐のシングルの中で最も売り上げが低いそうで、その年の年間オリコンチャートでも67位。ヒット曲とは言いがたいですが、ファンの中には、「一番好き」とあげる人が多く、じわじわ長く人気のある曲ではあります。「ピカダブ」なんて呼ばれたりする曲ですね。

アイドル映画にしては、アグレッシブで独特のマイナー感をまとった映画は必見。堤幸彦監督が、独特の世界観を魅せてくれています。
中年主婦の肉体におぼれるスーパーの店員の主人公、編み物教室のニット王子、ヘンテコ料理人の弟子、コテコテ子持ちヤンキー、挫折したスケボーミュージシャン。などなど、ジャニーズ映画としては、どうなのかな?と想う役設定で、映画作品としてはファン以外の人でも、なかなか楽しめるストーリーです。

さえない高校生の青春ドタバタ劇の前作『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』。その3年後を描く映画が、『ピカ☆☆ンチ LIFE IS HARDだからHAPPY』です。
散り散りになっていた5人の仲間が挫折しつつ再会して、再び歩きだすまでを描く作品。夢やぶれてもなお、たくましく生きてゆく若者の群像劇です。

そんな映画のストーリーとリンクした歌詞、挫折感を乗り越えて進もうとする主人公の心情を丁寧に描きます。

では、歌詞の世界をのぞいてみましょう。
歌詞はこちら





==============================
見慣れた街並み。いつもの仲間達が、離れ離れになって旅立っていくなんて、、、
自分探しをして、孤独を感じおびえながらも、
共にすごした、最高に、退屈な日々だった。

個々に自分の人生に悩みながらも、退屈をまぎらわすように一緒にすごしていた、最高の友情時間。そんな中、それぞれの人生に旅立つ日が来るとはなあ、、、3年前のシーンから歌詞は始まります。

真っ直ぐに相手の目をみることもできず、涙が滲む。
それぞれの人生に射す、光の波を超えてゆく


照れくさいやら、寂しいやらで、友の目をみれず、涙があふれながら、別れたシーンを回想しているようです。

終わったはずの夢が、まだ僕らの背中に迫る。心に刻まれた想い出が僕を急き立てる。
限られた愛と時間を両手に抱きしめる。
せめて、今日だけは、消えないで


少し省略が多いので、想像しますが、、、
”背中に迫る”は、挫折し諦めていた夢を持った自分に、「もう一度やってみたら」と想い出達が、背中を押して来る。という描写。
でも若造の昔と違うのは、愛や時間は無限じゃないこと、貴重だという事を知っていること。だから、手の中にあるものをしっかり抱きしめて進もう。という意味のようです。

周囲の目を気にして、どう見えるのかも気にして、本当に大切なのは何かを分からずに、人生を歩んでいるんだ。
悩んでた理由すら、もう忘れてしまった。僕のこの憂鬱を、誰か止めてくれないか?


主人公の今の日々は、あまり上手く進んでいないよう。漫然と暮らして、自分の夢をあきらめて人生を進んでいるうちに、もともとしたかったことも忘れた。
そこにあるのは、不本意な憂鬱ばかり、、、、

ひび割れてしまった誇りを、大切に心の奥にしまいこんで、(自慢話なんかを)大げさに話して、心の隙間を埋めていた僕、、、

あの日の夕暮れで止まっていた時間が、僕らの未来を照らす。
二度と戻れない夜の中の記憶が、いつまでも永遠の希望の歌を 語ってくる。
たとえ、それが今だけと分かっていても、、、、

まだまだだ。今の自分は。ここは、俺の留まる場所じゃないんだ。
浅はかな、若い想いを抱いていたのか、
ひらがなを習ったような頃から、10年以上か、、、
若すぎた『このままずっといられる』と考えていたなんて、、、

再び動き始めた人生の中に、いつでも君はいるから。
あの時、あの場所でまた会えるかなあ。
信じ続けた瞳の奥に、いつでも僕はいるかな。
海辺に咲いた花のように逞しく。
ずっと、このまま、光よ、僕らの未来を照らしてくれ。
僕は、高く舞い上がるぞ!


過去の自分に勇気をもらい、再び夢に向かって歩こうと決意する主人公。でも、まだ不安はたくさんあります。
でも、いつでも心の中には「君」つまり、過去の自分がいて、勇気をくれる。
ばかばかしくも、逞しく生きる過去の自分は、未来に進もうとする自分の道しるべになるはず。というニュアンスかと思いました。

動き続けた時間は、振り返ってみると、いやに短い時間だな。
ひらがなを習った頃から、現在までは。
俺らは、若すぎたんだ。ただ、若すぎただけだ。


自分の夢を諦めてた主人公。過去の自分に勇気付けられ、歩き出します。
「そうだよな、諦めてたけど、子供のころから現在までは、まだまだ短い時間だ。諦めるにはまだ早い。俺らは、まだ若いんだから。」そんな想いで、再出発を始めます。
==============================

ほろにがく、感傷的な歌詞で、他の嵐の歌とは一風変わった雰囲気です。
映画のストーリーもまた、そんなにハッピーではなく、個々のキャラクターの苦い経験や悩みとともに進む内容。人生は甘くない。だからこそ逞しく生きなければ。そんな映画です。

「 LIFE IS HARDだからHAPPY」
人生は大変だ。だから、ハッピーなんだ

社会にでると実感するひとことですね。

前作のピカンチはこちら
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by 503carryon | 2014-06-13 23:23 | シングル | Comments(9)
Commented by はなこ at 2014-06-14 08:42 x
前作とは、ガラッと変わった主題歌ですが、終わったはずの夢が、また〜からが、いいんですよね(*^_^*)

売れっ子嵐くんは、ピカンチの続編、撮影の時間なんてないんだろうなぁと思ってましたから、もう、嬉しくて\(^o^)/
解説、ありがとうございます(o^^o)
Commented by 503carryon at 2014-06-14 13:20
はなこさん:そうですよね。こうして並べてみることがあまりなかったけど、全然違うテイスト。 第2作のほうが、感傷的な部分も多いので、内容にはあってますけど^^ 今度のはどんなになるのかなあ、、、
Commented by なーぽん at 2014-06-14 20:22 x
覚えてるかな?お久しぶりです!
タイムリーな曲ですね。私もピカンチシリーズ大好きです。スピンオフをやるなんて、嬉しすぎます\(^-^)/
ラップの後のソロパートからがいいなーと思います。それぞれの声が聴けるし、歌詞もすごく心に染みる曲ですね!
私も今しかない青春を楽しみたいなと思える映画です。☆★☆(ハーフ)、あの5人は一体どんな姿をしてるのかなあ。
Commented by 503carryon at 2014-06-14 23:05
なーぽんさん:3作目ではなくスピンオフというのが、どのくらいのボリューム感のある映像作品になるのかと、少し心配ですね。
忙しい中の制作なので、ショートフィルム的なものかもしれないし、5人それぞれのストーリーのようなオムニバスかもしれないし。
ハーフが短さのほうに行かないといいけれど。。。。
Commented by なーぽん at 2014-06-15 10:31 x
何度もすみません!
そうですよね。今月からで8月というのでどのくらいの時間・内容になるのか心配な面もあります・・
でも、あのメンバーなら、私たちの期待を裏切らない作品を見せてくれることを信じていますが。。今年はファンのためであり、嵐のためでもある15周年なのかもしれないですね。(わからないけど)
Commented by 歩見 at 2014-06-15 15:13 x
こんにちは。PIKA☆NCHI・PIKA★★NCHI DOUBLEとも櫻井さんの「サクラップ」があるのですが、シングルとしてはFace Down (2年前)以来なのでもしかしたら「PIKA☆★☆NCHI HER」としてひさしぶりの「サクラップ」が聴けるかもしれないですね。 そうだとすると、とても嬉しくてたまりません! 映画の撮影ファイト、と願いたくなります。
この2曲をアップしてくださりありがとうございます。
Commented by 503carryon at 2014-06-15 16:07
歩見さん:ええ!FACEDOWNってもう2年目?! 月日がたつのは早いですねえ、、、なるほど、サクラップ入ってくるかもしれませんね。単純に、PIKA☆NCHIのセルフカヴァーでもうれしいけど。
Commented by もりし at 2014-06-17 22:22 x
ピカダブ良い曲ですよねぇ。
当時売れなかったのが信じられないくらい。

既に「青春」なんて記憶に無いぐらいの年代の私ですが、
この曲を聴けば、あの頃の「何かに怯え、焦っていたもどかしい自分」を何となく思い出すんですよね。

20歳そこそこの当時の嵐には、等身大の歌詞だったけど、
30歳を過ぎて、今まで積み重ねてきた経験が自信となり、
次のステージに進もうとしている今の嵐には、
良い意味で似つかわしくないですね。

映画もゆるーいテイストではあったものの、心にずっしりとくる場面もあったりして何度も見たくなる映画でした。
ハーフの公開もとても楽しみです。けどね。地方だから。。。
DVD発売されることを切に願います。

Commented by 503carryon at 2014-06-18 00:21
もりしさん:苦く甘酸っぱい気分になる曲だと思います。不器用で、うまくいかないけど、がむしゃらで。真っ最中に入る時は苦しいけれど、大人にはちょっと懐かしい季節の歌ですね。

嵐の歌詞を勝手に読み込みます。検索欄に曲名をいれると過去の記事がでてきます。なお現在はリクエストをお受けしていません。感想コメントはどなたでも大歓迎です。お気軽にコメントしてください。※記事の無断転載はお断りします。
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