独断解説の嵐

シリウス

シリウス
作詞:UNITe、作曲:小林建樹、編曲:石塚知生

2008年のアルバム「Dream”A”live」収録曲。
人気がブレイクしたといわれる時期ですから、この頃にファンになった方も多いかもしれませんね。個性豊かで、華やかな楽曲の多いアルバムで、今でもコンサートで歌われる曲が数多く入っています。

そんなアルバムの中腹に登場する、大人っぽいバラード。
ぽつりとつぶやくような出だしで始まる歌声が印象的です。

タイトルのシリウスは、おおいぬ座の星です。3つ星で有名なオリオン座の東南に、ひときわ大きく強く輝く星があります。それがシリウスです。
夜空の星の中でもっとも明るい星で、「輝くもの」「焼き焦がすもの」という意味の単語が語源になっています。古来から、多くの旅人の道しるべになってきた重要な星です。

今のシーズン、日本からはよく見えるので、夜空を見上げてみてください。
オリオン座の左斜め下。すぐ見つかります。

では、歌の世界をのぞいてみましょう。
歌詞はこちら




======================
一人でつぶやく 白い冬の朝。
あの涙の理由も空で、雪に変わったかな、、、


この曲は、二人の境遇はあまり語られません。
かつて愛し合った恋人同士。今は、離れて暮らしているようです。
ところが、かつての恋人が、すごく悲しい出来事に遭遇している。という話を耳にした主人公。
彼女のことを想い、一人朝もやの空を眺めるシーンで曲がスタートします。

ひとつひとつ、何かを失ってゆくような、
そんな恋に悩み、震えていた、、、


恋人は、なにか自分の気持ちを犠牲にするような、悲しくつらい恋愛をしていたようです。彼もまた、そんな彼女に手が届かない状態を苦しむような、そんな時間がここしばらく流れていたのかもしれません。

一つだけ空に高く光る星のように、僕の名前を呼ぶ君の声が聞こえる。
朝が近づき、遠ざかってゆくシリウスに愛を誓う。
そこにいて。君を迎えに行くから。


でも、今、彼は彼女を迎えに行くことができる境遇になりました。
もうお互い苦しむことはありません。君の元に迎えに行くから、待ってて。
夜が明けてゆく空の中で、うっすら消えてゆくシリウスをみて決意を確信します。

いつか誰かが言っていた。傷はいずれ癒されるって。
今日こそ、二人が待ち合わせたあの場所で、会えるかな?

君を想うと、胸の奥が押しつぶされそう。
わかっているつもりでも、、、


すべての事情を受け入れて迎えようと想っている彼ですが、
彼女の心の傷を想うと、かわいそうで、胸がはりさけそう。
彼もまた、苦しい気持ちを飲み込んで、すべてを受け入れようと想っているようです。

ため息が白く空に消えてゆく。
二人で奇跡のような景色をみた。
君の気持ちを追いかけていたあの頃に戻れるのなら、
二度と君のそばを離れない。愛しているよ。

君の心の痛みも悲しみも。全部抱きしめたい。

一つだけ空に高く光る星。 僕の名前を呼ぶ声が聞こえる。
朝になり遠ざかるシリウスに愛を誓うよ。
二人でみたあの奇跡を、追いかけていたあの頃。
あの時間に戻れるのなら、二度と君のそばを離れない。
愛しているよ。

二度と君のそばを離れない。愛している。

=======================

具体的な理由は語られないので、
主人公と恋人が、どういう状況にあるのかはわかりません。

たとえば、彼女が新しい彼氏と暮らしてたのに、
その彼氏が亡くなってしまった。 とか、傷つけられて離婚したとか。
そんなストーリーを当てはめることができそうです。

深い悲しみと、心の傷をもった女性を想い、
もう一度、迎えに行って、全部うけとめようと決意している姿が描かれています。

夜明けのまだ薄暗い、静寂の朝の中、
空の星をみながら心を固める姿。
凛とした雰囲気が伝わってくるバラードですね。

大切な大きな決断は、
お友達に相談するのでも、
神様にお願いするのでもありません。

静かな場所で、一人でよーく考えてするべきなのです。
そんな当たり前のことを想い出させてくれる一曲です。

夜の星座を一人で、見上げる。
そこにはあなたの道しるべになってくれる「シリウス」が輝いています。
自分の心に向き合うきっかけをくれる、冬の星座の歌でした。

※この記事は、過去も記事を修正し、再掲載してます。
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by 503carryon | 2013-12-23 21:30 | Dream "A" live | Comments(10)
Commented by はなこ at 2013-12-23 21:55 x
イチオクノホシからのシリウス、もう、胸、キュンキュンですね(*^_^*)

寒いけど、星を見上げて、この曲の二人を妄想するのも、楽しいですね(^O^)/
好きな気持ちは、理屈じゃなくて、湧き上がるものなのかもしれません。
そんなロマンス、いいなぁ〜(*^◯^*)
Commented by 七瀬 at 2013-12-23 22:29 x
シリウス一番好きな歌なので、すごくテンション上がりました!!
星のイメージからなんとなく死別の曲っぽいなと思ってたんですが、そうすると曲中の「迎えに行く」がコワイ印象になってしまったので(笑)、503carryonさんの解説を見て納得しました!
AAAのイチオクノホシ→シリウスの流れが好き過ぎるので、解説見ながら今からDVD観たいと思います!笑
Commented by ピッピ at 2013-12-23 22:51 x
この曲とても好きでよく聴きます。
まだ星や月が出ている冬の朝、
この曲を聴きながら登校してました。

最後の「愛してる」って言葉が
じーんと来ます……。

彼女を想う強い気持ちや、
冬の空気が伝わってくる歌ですね。
Commented by 503carryon at 2013-12-24 00:33
ピッピさん:一番最後に、一番大切なことを、最もシンプルな言葉で伝えるのが、この曲のいいところですよね。
「愛してる~」ひー。嵐に言われてみたい(><)
Commented by 503carryon at 2013-12-24 00:35
七瀬さん:そうなんですよ。相手が亡くなっていると過程すると、自殺したがっている人になってしまうし、、、でも、その場合「待ってて」とはいっても、迎えに行くとはいわないでしょうし。といろいろ考えて、生きている人同士の話にしました。
Commented by 503carryon at 2013-12-24 00:36
はなこさん:クリスマスですもの。キュンキュンしなくてはなりません。いいんです。それが現実逃避でも、、、、(遠い目)
Commented by moon at 2013-12-24 04:18 x
こんばんは!
久々にお邪魔したら、好きな曲がUPされていて…なんだか嬉しくなりました。(笑)

呟くように歌い、でも決意のあるイメージの主人公さんが浮かびます。
この時期に良い曲ですね~(*^^*)
他の方も仰ってますが、 AAA国立コンサートのイチオクノホシ、シリウスと言う流れ、私も大好きです(^o^)
Commented by もりし at 2013-12-24 10:00 x
イチオクノホシのコメントのお返事を見て「わぉ!」って思いました。気が合いましたね!!星がきれいに見えるこの時期にはぴったりの歌です。それぞれのソロ部分もしっとりと歌われていてとてもロマンチック。
歌詞を見ただけでは、「僕」と「彼女」以外に誰かがいると想像出来なかったので、なるほどと思いました。もしかしたら「彼女」は、その第三者の方と死別して、大切な人を失う苦しみからなかなか立ち直れなかったけど、「僕」と出会って、「痛みも苦しみもすべて受け止めてあげる。決してそばを離れないよ」と誓われて、新たな一歩を踏み出そうとしている時なのかもしれないですね。101回目のプロポーズ的な。あっ!年代がばれる。。。
Commented by 503carryon at 2013-12-24 22:45
moonさん:この曲はファンが多いですね。明け方の歌ですが、私は夜道でシリウスをみると思い出します。
Commented by 503carryon at 2013-12-24 22:47
もりしさん:101回目!だめだめ!武田鉄也を登場させないで!(年代がばれる)

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