独断解説の嵐

君は少しも悪くない

君は少しも悪くない
作詞:戸沢暢美 作曲・編曲:岩田雅之

2002年のアルバム「HERE WE GO!」に収録されています。
スパニッシュ風味のギターの音色が印象的な楽曲。この頃は、メンバーの歌唱力にかなり実力差がありましたので、ボーカルアレンジも、歌の上手なリーダー中心。
大野君の色っぽいリードボーカルが、切ない男心を描きます。

恋の終わりを描写した、とても、とても悲しい歌詞。
大人っぽい雰囲気のストーリーが印象的です。

こういう行き詰ってもがくような曲。最近は少ないですね。
この辺も、最近の嵐にセルフカヴァーしてほしい楽曲ですね。


では、歌の世界をのぞいてみましょう。
歌詞はこちら




========================
君は、今ではもう、僕とキスとしている最中でも、
誰かからの着信を待ち続けている。
"君が待っているのは誰なの? "って訊けないまま、
僕の君を想う気持ちは、歪んでゆく

自分とキスをしてても上の空の恋人。彼女のそんな様子に気づいているけど、問いただすことができずに、悲しい気持ちを心にしまっている主人公です。

君を失いそうな予感がする。
その不安な気持ちで、かえって、君が美しく見える。
誰かと君のシルエットが重なる想像が膨らんで、
頭から消すことが出来ない

君をこんなに愛しているのに。僕は君に愛されていない。
こんな関係、よくある話なのに。
食欲がない。眠くならない。
たぶん、君は少しも悪くない。
僕が、勝手に悲しいだけなんだ。


彼女のことが大好きなのに、彼女の心は自分に向いていない。
その状態に思い悩んでいる主人公ですが、それでもやっぱり彼女のことは憎めません。こんな風に思い悩むのは、全部自分が悪いのだ。と自分に言い聞かせている姿が、淋しげに描写されます。

"君の愛を僕に下さい"
どんな物事も、変化しないわけはないんだ。
だから、僕の方を向かない君を、僕は責めない。
ただ、一人で、暗く深くふさぎ込むだけ


"変わらないでいられないから"は、心変わりした彼女の気持ちを指しています。「彼女の気持ちが変わるのは、自然のことなんだから」という意味です。

心がこわばった時は、どんな決断も出来なくなる。
だから、どうすることもできずに、
今も、このまま彼氏の役を上手に演じるしかない


別れの決断をできないでいるとはいえ、彼女は他の男に心変わりしていて、自分も、その状況に気がついている。つまり、もはや自分は「ニセの彼氏」でしかない。と言っています。
そして、別れの決断をしない以上は、この「彼氏役」を演じ続けるしかない。と諦めている姿です。

僕が彼女を愛さなければ、彼女から僕は愛されない。
こんな悲しいことはない。
彼女が僕を振る直前で、ただ、僕がつなぎとめているんだ。
君が悪いわけじゃない。


僕が彼氏の役を続けなければ、彼女も「彼女の役」をしてはくれません。
この関係を、むりにつないで、続けているのは、自分のほう。
だから、彼女は悪くない。 何度も自分に言い聞かせている悲しい姿ですね。

君をこんなに愛しているのに。僕は君に愛されていない。
こんな関係、よくある話なのに。
食欲がない。眠くならない。
たぶん、君は少しも悪くない。
僕が、勝手に悲しいだけなんだ

君に甘えられると、僕のカラダは愚かで、
つい、そのまま、優しく彼女を抱いてしまう。
神様、僕の気持ちを試さないでくれ

もう、こんな関係はだめだ。そう思う気持ちがあるけど、いざ彼女が甘えてくると、抱きしめてしまう。本心とはうらはらに、反応してしまう自分の体を、弱い意志をうらめしく思っている様子を描写しています。

僕が彼女を愛さなければ、彼女から僕は愛されない。
こんな悲しいことはない。
彼女が僕を振る直前で、ただ、僕がつなぎとめているんだ。
君が悪いわけじゃない

君をこんなに愛しているのに。僕は君に愛されていない。
こんな関係、よくある話なのに。
強がりたくて我慢してるから、息が出来ない。
たぶん、、、君は少しも悪くない。

========================
主人公の彼の自問自答だけで進む歌詞。
とっても、辛そうで、悲しい状態ですね。

「君は少しも悪くない」何度もそう、自分に言い聞かせないと
大好きな彼女を恨んでしまいそうになる。
でも彼女を責めたら、振られるのもわかっている。
そんな状態の独り語りです。
煮詰まってる彼氏です。

第3者的にみれば、心変わりしてるのに、別れずに二股かけている彼女の方が明らかに悪いんですけど、「惚れた弱み」というやつでしょうか?

この彼氏にこそ、「君は少しも悪くない」と言ってあげたい歌です。

※この記事は、過去の記事を修正し、再掲載しています。
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by 503carryon | 2013-12-11 20:20 | HERE WE GO! | Comments(10)
Commented by mie at 2013-12-11 22:44 x
ああ・・・懐かしいです
この記事大好きでした
そしてこの曲に出会うきっかけだったと思います

主人公の彼はどちらかというと草食系でほんとに優しい人なのだと思います
それだけに彼の気持ちを考えると苦しいです
どうかその苦しい気持ちから抜け出して素敵な相手にたどり着いてほしいと思います
Commented by 503carryon at 2013-12-11 22:52
mieさん:焼き直し記事なのに、そんなコトをいって頂いて、ありがとうございます。この曲は、何度聴いても、せつなくて苦しい気持ちになります。
創作の世界の話しですが、本当に彼が抜け出せるといいなあ、、って思います。
Commented by はなこ at 2013-12-11 23:11 x
この曲のフラメンコのような振り付け、切なさを表してるようで、好きな曲です(o^^o)
振り回されて嘆く彼は、若いからこそ、悩ましく、セクシーなのかもしれないなぁと今 、感じました(o^^o)

なんだか、たくさん更新していただいてるのに、追いついてなくてσ(^_^;)
ぼちぼち、おいかけます(*^◯^*)
Commented by 503carryon at 2013-12-12 06:26
はなこさん:何かのコンサートで、そんな振り付けでしたね。スパニッシュテイストのギターが印象的な曲でした。
先日、まとめて古い記事を直したので、予約投稿で落っことしているんですが、、、、古い記事ばかりなので、はなこさんは読んでいるものが多いかもしれませんよ ^ ^;;; お気遣いなく~
Commented by おーちゃん at 2013-12-12 20:26 x
starlight kissと続けて読んだからか、とても悲しくなってしまいました。

モーソー族クンの夢が叶い、お付き合いしたけど、すでに相手のココロは離れてしまって…

どちらの歌も、失敗することを恐れるあまり、前に踏み出せないというか…。

前に進む勇気を持とうよ、ファイト、ファイト(^O^)/
Commented by 503carryon at 2013-12-13 06:25
おーちゃんさん:starlight~と同一人物とは! それは想像しなかったなあw でも考えてみれば、片思い中の有頂天も、家族愛も、ふられそうで切ない愛も、別れた後にしみじみ思い出す姿も。ぜんぶ一人の人に起こりうる話ですものね。 人生いろいろ~♪
Commented by もりし at 2013-12-13 21:12 x
改めて味わってみるとものすごく悲しい歌なんですね。勝手にこの彼氏の気持ちに感情移入して、ものすごくやるせない気持ちになってしまいました。「こんな彼女さっさと見限って次に進んだらいいのに」って第三者がいくら言っても、今の彼には届かなさそう。あぁ恋愛って難しい。それにしても、心優しい彼にこんな想いをさせるなんて、なんて女だ!創作上の話なのに何故か本気になってしまうほど、この曲と記事は心に残りました。
Commented by 503carryon at 2013-12-14 01:11
もりしさん:悲しいでしょう?せつないでしょう? なんども自分に言い聞かせているのがなんともね、、、、(TT)
Commented by omu at 2013-12-14 10:11 x
この曲聴いたことないです。歌詞を見ると、私が彼女を恨みそうです。笑

酷いですね、ほんと。彼氏が一体何をしたって言うんですか!!(>_<) めっちゃ優しい彼氏じゃないですか!!
可哀想な彼氏です。ちょっとネガティブっぽいけど。そんな彼女やめて違う人に乗り換えて欲しいです。笑 503carry onさんの言う通り、「君は少しも悪くない」って彼氏に言ってあげたいですね。
Commented by 503carryon at 2013-12-14 16:59
omuさん:そうですか。もったいない。いつか聴いてほしいなあ、、、コンサートのDVDでもスパニッシュ系のダンスでかっこいいんですよ。
結構、隠れファンの多い楽曲です。^^

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