独断解説の嵐

台風ジェネレーション -Typhoon Generation-

台風ジェネレーション -Typhoon Generation-
作詞:久保田洋司 作曲:馬飼野康二 編曲:大坪直樹
※フジテレビのイベント「お台場どっと混む!」イメージソング
※ブルボン「プチシリーズ」CMソング


2000年7月リリースのシングルです。
当時、鮮烈なデビューの1999年から打って変わり、嵐の人気は急降下します。
オリコン初登場3位。嵐の記録の中でも、最も振るわなかったシングルです。

遠距離恋愛の末、別れてしまったカップルの歌。
旅立ちの前日に、丘の上で別れを惜しんだ姿を描いた歌詞にちなみ、当初案では「グリーンヒル」というタイトルだったそう。ジャニさんの「タイトルがかっこよすぎる」との一声で、最終的に、このタイトルになりました。
内容とはあまり関係なさそうで、嵐というグループ名にちなんだタイトルなのかな?と思います。

二宮くんの台詞からスタート。
というポップスにしては斬新な始まり。(台詞スタートは、30年くらいまえの演歌でよくあった手法なんです)その後、バラードではじまり、櫻井君のラップをきっかけに、後半にテンポアップ。最後は明るいポップスで終わるという、なかなか盛りだくさんの忙しい一曲です。

日本列島を台風は縦断してます。
出かけにくいこんな日は、古い曲嵐の曲もいいですよ。

では、歌の世界をのぞいてみましょう。
歌詞はこちら




===============================
じゃあ行ってくる、、、 
あっ、さようならじゃないよね また、会えるから。

旅立つ主人公が彼女に話す台詞でスタートです。

あの日、街を見下ろす丘から、僕らは何を見ていたんだろう。
やっと二人きりになれた。 照れながら佇んでいたあの日。

"明日の朝早く、僕は上りの電車に乗るんだね"
そうつぶやく僕ら。 その丘の上から、
卒業のあとの校舎が、小さく見えるのをみつけた。


続く、初々しいラップで語られるのは回想シーン。
卒業式の後を思い出しています。
さっきまで、大勢の友達と一緒だったのかもしれません。
やっと二人になれる場所に落ち着き、しんみりと考えます。
もう、明日は、僕の旅立ちの日だなあ、、、って。

"行かないで。"と一言、君がつぶやいたあの時。
僕は、まだ見えない夢を胸に抱いていた

"離れていても、きっといつまでも、君の事を想っているよ"
そう言った時の気持ちが、いまさら思い出されて、心が疼いてたまらないよ。
その後、結局、君に別れを告げることになった僕。
離れ離れになって、過ぎてゆく季節の中で、
会えない時間や、二人を隔てる距離に勝てず、別れてしまった僕らだった


遠距離恋愛の果てに、別れてしまったことを思い出している現在の主人公です。
「うずいて たまらない」は「心がチクチク痛んで苦しい」ってこと。
ずっと好きだって言ったにもかかわらず、結局自分から別れを切り出した主人公。
そのことを、今も、苦い思い出として持っているということがわかります。

RAP部
(過ぎてゆく、過ぎてゆく、、、ああ、、
1回目、2回目、、あ、、あ、、マイクテスト、、、)


ここのラップ、あんまり深い意味はありません。
勢いつけるような掛け声みたいなものだと思います。
「そんないろいろな気持ちも、過ぎてゆくなあ、、、
さてさて、、じゃあ、2番いってみようか?いいかな?」くらいのニュアンス。
そして、ここから、曲はアップテンポのポップスに変わります。

僕のコートの裏地には、君のセーター色の毛糸がくっついて、
キスの時の君の香りが、消えずに残っているようだ。

あの日、君がどこか大人びて見えたのは、
あれは口紅のせいだったな。
今になって、様々に思い当たることもあるけど、、、


次の歌詞に、彼女をコートの中に入れて抱きしめた描写があります。なので、ここの「セーターの色が残り」は、毛糸の繊維が残っているような状態だと思います。
その時は夢中で気がつかなかったけど、
そういえば、いつもしない口紅をしてたなあ、、、
彼女もおめかししてきてた事、後になってようやく思い出せる。
そんな描写です。

僕の片道切符を、ふざけた振りをして取り上げ、
君は、無理して妙にはしゃいでいた。

"二人は離れて暮らしたら、もう駄目になるよ、、"
そう言ってうつむく君。
その言葉を打ち消して、僕はコートで震える君の肩を包み込んだ。
こんなに色々な君の笑顔を思い出せるのに、
君との思い出はそこで途切れてしまう。

二人の日々を忘れてしまっても、
この胸のどこかが、あの時の気持ちは忘れないよ。

"行かないで。"と一言、君がつぶやいたあの時。
僕は、まだ見えない夢を胸に抱いていた

君に別れを電話で伝えた。過ぎ去ってゆく季節の中で、
会えない間の時間や、距離の中で、ダメになってゆく僕らだった。

あの日、街を見下ろす丘から君がみていた”何か”。
それが、何なのか、最近になってふと、わかった気がすることがあるよ。
君に出逢った。 君に恋した。
あの日、君と見つめていた景色は、いつでもこの体の奥にずっと流れているよ。


===============================

旅立ちのあの日、丘の上から遠くを見つめる二人。
彼女の見ていた「何か」は「別れの予感」というわけ。

まだ若い彼は、夢を追いながら、恋も続けられると思っていた。
でも、遠距離恋愛が、離別のきっかけになる。
と、彼女は既に先を予見して、涙してたんですね。
やっと最近になって、自分は甘かったな。ってわかってきたよ。
というストーリー。

このころの嵐さん。
まだまだ音痴ですし、ラップもへたくそです。
そんな未熟でアンバランスな感じが、
この曲の主人公の稚拙で、不器用で、やさしいイメージと重なり
かえって楽曲にリアリティを与えているような気がします。

ね。内容的には、やっぱり「グリーンヒル(緑の丘)」でしょう?
「台風ジェネレーション」覚えやすいけど、テキトーにつけた感がいなめないなあ、、、
台風あんまり出てこないの。不安定な気圧配置ということなのかなあ、、、
ま、覚えやすくていいタイトルですけどね。
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by 503carryon | 2013-09-16 12:39 | シングル | Comments(6)
Commented by はなこ at 2013-09-16 16:25 x
タイトルに、台風って、どんだけ、嵐や台風好きなんでしょうかね、ジャニさんσ(^_^;)
なんだか、歌詞の内容は、切ないですが、セリフあり、ラップありと、チャレンジの曲なんですよね(o^^o)うん、若さも味な曲ですね(*^_^*)
私の住んでいるところは、台風の被害は、なかったのですが、まだ、時々、突風がふいてますσ(^_^;)皆様、気をつけてくださいねm(_ _)m
Commented by おーちゃん at 2013-09-19 18:31 x
そんな曲名が用意されてたとは…。
子供の頃、「台風が来る」と聞くと、なぜだか遠足前のようにワクワクしてました。
いつも仕事で忙しい親とのおしゃべりなどが、そういう気持ちにさせたのかもしれません。
でも大人になった今、そんなワクワクよりも、過ぎた後の片付けや、台風での被害を思うと、大変なことが起きるかもしれないことへの不安の方が大きいです。
未来へのワクワク、大人だから向き合わないといけない大変な現実…
人生の、そんな狭間の季節を「台風」と表現したのかなぁ、と読んでいくうちに感じました。
先日の台風、ブログ読まれた皆様が、ご無事でいらっしゃいますように…。
Commented by ましゅ at 2013-09-21 01:02 x
台風ジェネレーションは、PVの前髪あげた翔くんがとってもかわいくて…笑
子供の私が言うのもなんですが←
きゅんきゅんでした♡

最近改めて聞くと…なんとなくすーっと入ってきます。
卒業、が結構近くにあるからでしょうかね?笑
Commented by 503carryon at 2013-09-22 18:29
はなこさん:そうですね。この曲、かなりチャレンジしてます。ファルセットで音をはずしてしまう。という今のリーダーには考えられないミスも、味わい深い曲。かわいいです。
Commented by 503carryon at 2013-09-22 18:31
おーちゃんさん:台風や雪は、大人になるにつれ、ワクワクよりため息が多くなりますね。寂しいけど、次の通勤や通学のことを考えてしまう。思春期から大人になる時期。人間関係でも色々なワクワクやガッカリがありますね。たしかに、その時期が台風の世代なのかもしれません。
Commented by 503carryon at 2013-09-22 18:35
ましゅさん:つるっとしたオデコで、童顔が目立つんですよね。革ジャンにリーゼント風なのか、このPVっでしたっけ?なんか、そんな始まりのやつありましたね。 
「卒業式」なんて単語は、もう昔のセピア色の単語ですが、現役学生の皆さんには、また違って聴こえる歌詞なのかもしれませんね。
そういう、なんともいえない気持ち。うらやましくもあります。

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